今日は待ちに待った植え付けの日でしたが
朝起きてまずしたことは後悔。
寒い!めちゃ寒い!
ある程度覚悟はしていましたが、起きた感じでいつもと違う。
週間天気予報は見てましたけど、どうやらこの冬一番の寒さ。
何度も言いますが、予想はしてました!
悪魔が耳元で、「今日は諦めよう、明日があるよ」と囁くのですが、
天使の「明日だって一緒じゃん」の一言で、何とか海に向かいました。
(投げ槍感)
まずは港にて、注文していたサンゴ株を回収。
サンゴを養殖しているグローイングコーラルさんから株を購入しました。

生きのいいのがどっさりです。(わかりづら)
余談ですが、養殖ものは琉球ガラスがついてたりします。

天然物は採捕許可を持っている海人さんしかとれません。
グローイングコーラルさんは採捕許可が欲しくて海人になったという尊敬すべき人です。
僕も何度も一緒に仕事させて頂き、ロープワークや、いろんな道具を使う機転、
水中での走り方、何よりサンゴについて教わりました。勝手に師匠だと思っています。
そんな師匠に触発されての今だったりします。
さて、奥武島に到着すると先輩インストラクターがいて、
「今日はやばい」と入る前から脅してくれました。
そう、白いドライスーツのあの方です。

いい天気だったのに。
ここまで来たら考えずに動くべし。とまずは場所決めに。
タンクは背負わず目印のフロートだけ持ってシュノーケリングで。
いつもならフルフットだけど、ブーツ、ストラップフィンの用意しておいてよかった。
入った瞬間手が痛い!冷たいのではなく痛い!
こういう場合、わきの下に手を挟んだりするのですが、
片手にはフロートが・・・我慢するしかなかった。
グローブ持ってきてたのに・・・
あらかじめあたりをつけてた場所はやはりサンゴがいっぱい。

いつもなら魚たちが泳ぎ回っているのに今日はいないなと思ったら、
サンゴの間でじっとしてた。そんなに寒いのか。

魚影がない。
場所を決めたのでパッとあがってパッと準備して、
パッとポイントに戻ります。
スーツは6.5oのシーガルと6.5oのかぶりタイプだから水は入ってこず、
つい先日にーやんからもらった厚手のグローブで完璧です。
前日までいろいろシミュレーションしていたので、
すんなり終わらせてウミウシでも探しに行こうと思っていたのですが、
まあ、イメージ通りにはいかないものです。
1、釘が刺さらない。
2、グローブ越しでは細かな作業に時間がかかる
3、無駄な閃きがしばしば
結果こう。(St1)素材は鉄くぎ、アルミ針金です。(両方ともサンゴと親和性あり)

今回は固着させるのにはあまり固執していません。
大きく育てるのが目的です。
植え付けた結果はこう。

はい。O型です。
いや、一応は考えてるんです。密着型、閑散型、単独型。
生物はストレスにより強くなる一面があるので、甘やかしません。
(寒さは想定外。すまん。)
サンゴ同士喧嘩してやばそうなら引き離す心の準備はできています。
もう一か所。(St2)素材はロープのみです。

ここでは実験的な配置ではなく、道具をあまり使用しない、
植え付けのしやすさ、手軽さを求め、その上で成長を見ていきます。
水中ではすべての動きが鈍ります。
細いロープを結んだり、穴に通したりなどグローブしてるので尚更時間がかかります。
ほつれた先端をなめてしまいそうになったり。
最後は全部のサイズを測って終了

手がかじかむし、グローブの厚みでノギスを動かせなくて苦労しました。
結果2時間半潜っていましたが、時間のロスと手際の悪さが目立ちました。
次はもうちょっと早く終わらせたいです。寒さは大丈夫でした。手はしょうがない。
水温?15.8℃でした。
ロープや針金は、固着したら切ってサンゴがついてないところは回収予定。
喧嘩の心配とかもあるので、週1くらいでモニタリングしていきたいと思います。
見に行ったら真っ白だった。って夢を見そう。
posted by NatureStyle at 22:41|
Comment(0)
|
サンゴ植え付け